リンゴ盗難防げ 茨城・大子 自警団出陣式 11月下旬まで夜間パトロール

リンゴの木に「特別警戒」のプレートを掛ける薄井和彦大子署長(中央)、豊田茂男JA常陸大子町りんご部会長=同町小生瀬/p

収穫期を迎えた茨城県大子町特産のリンゴの盗難被害をなくそうと、JA常陸大子町りんご部会(豊田茂男部会長)が結成した自警団が12日、大子署(薄井和彦署長)と合同パトロールに乗り出した。

同町小生瀬の豊田りんご園駐車場で開かれた出陣式で、豊田部会長は、県内で相次ぐ農産物の盗難被害を挙げ「丹精込めて作ったリンゴを、大子では1個たりとも盗まれないよう一丸となり取り組もう」と生産農家約40人に呼びかけた。薄井署長は「情報共有して協力しパトロールしていく」と述べた。

2人は、駆け付けた県警マスコット「ひばりくん」とともに、特別警戒と記載されたカードをリンゴの木に設置。自警団と同署は11月下旬までの夜間、町内4地区に分かれて巡回パトロールに当たる予定という。

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