東京から宇都宮への便利な行き方は? 時間・料金、きっぷの買い方を紹介

宇都宮へ行くなら、やっぱり鉄道が便利!

宇都宮は、“餃子のまち”として知られ、観光・ビジネスのアクセス拠点となる都市です。 どんな目的で行くにしても、事前に最適な行き方がわかっていれば安心ですね。

東京から行くなら、時間が読める鉄道を使うのがおすすめです。東京駅から宇都宮駅に鉄道で行く場合、大きく2つの手段があります。新幹線だと約50分で到着でき、4,490円(自由席)かかります。JR在来線だと約1時間50分で到着でき、1,980円かかります。
「時間」「料金」または「乗り換え回数」のどれを重視するかによって、選ぶ移動手段が異なります。そこで、トレたび編集室がおすすめする鉄道を利用した宇都宮へのアクセス方法やきっぷの購入方法を徹底解説。あなたにピッタリな行き方が見つかります。

宇都宮には、餃子のほかにも見どころがいっぱいです。この記事を読んで、さっそくおでかけしてみましょう!

東京から宇都宮へのアクセス

東京から宇都宮までは直線距離でおよそ99km。主なアクセス方法は、東京駅・上野駅を起点とした東北新幹線、JR在来線(湘南新宿ライン・上野東京ライン)のほか、浅草駅からの東武鉄道、そのほか東北自動車道などがあります。
東京から宇都宮までの移動手段はいろいろありますが、今回は乗り換えなしで迷わずに行ける「新幹線」と「JR在来線」の2つにしぼって詳しく見ていきます。

早く行くなら新幹線がベスト

東京駅から宇都宮駅まで一番早く到着できるのは東北新幹線・山形新幹線で、所要時間は東京駅から約50分となります。
新幹線を使う行き方について、乗るべき列車と料金について以下をチェックしましょう。


東北新幹線(E5系)

乗るのは「やまびこ」「なすの」「つばさ」。宇都宮駅に停まらないこともあるので注意

新幹線は、東京・上野の両駅から何本も運行されています。そのうち、宇都宮駅に停車するのは東北新幹線「やまびこ」「なすの」および山形新幹線「つばさ」のほとんどの列車です。
なお、「はやぶさ」「こまち」の全列車と、「やまびこ」「つばさ」の一部列車は宇都宮駅に停車しないので注意が必要です。


東北新幹線(E2系)

また、東京駅で「やまびこ」「なすの」「つばさ」に乗る際は、「東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線」の改札口から入ります。緑色の新幹線マークが目印です。「東海道・山陽新幹線」の改札口もあるので気を付けましょう。
上野駅では「新幹線乗換口」を目指せば大丈夫です。

料金

東京駅から宇都宮駅までの料金は以下のとおりです(通常期)。
・自由席…4,490円(乗車券1,980円、特別料金2,510円)
・指定席…5,020円(乗車券1,980円、特別料金3,040円)

なお、「つばさ」には指定席しかありません。自由席に乗りたい場合は「やまびこ」「なすの」を選びましょう。
料金は他の移動手段と比較すると高くなりますが、スピードを重視するなら新幹線がベストの選択肢です。

安く行くならJR在来線がおすすめ

新幹線を使わずに東京駅から宇都宮駅に向かうなら、JR在来線(上野東京ライン・湘南新宿ライン)が選択肢の一つです。
そのルートと所要時間、料金を詳しく見てみましょう。


宇都宮線を走るE231系

ルートと所要時間

東京駅から宇都宮駅に直通するのが「上野東京ライン」です。東京駅からの所要時間は約1時間50分です。新宿駅からなら湘南新宿ラインが宇都宮駅まで直通しています。所要時間は快速なら約1時間40分、各駅停車なら約2時間となります。

湘南新宿ラインと上野東京ラインは、経由する駅が異なります。東海道線から大船で別れて山手線の東側を通るのが上野東京ライン、西側を通るのが湘南新宿ラインです。
乗り換えなしで宇都宮駅に到着することができれば一番便利ですが、直通の列車は毎時1~2本程度しか運行していません。事前に時刻表をよく確認しておくか、途中で1回乗り換えて宇都宮駅に向かうことも視野に入れておきましょう。

料金

JR在来線(湘南新宿ライン・上野東京ライン)を利用した場合、東京駅から宇都宮駅までの料金は1,980円と新幹線の半分以下。時間はかかりますが、リーズナブルに移動することを優先するときはJR在来線がおすすめです。
乗車するときは、交通系ICカードで改札を通るか、当日に券売機で乗車区間の乗車券を購入しましょう。

快適に移動するなら、グリーン車

湘南新宿ライン・上野東京ラインにはグリーン車が連結されおり、グリーン料金を別途支払うことで、快適に移動することが可能です。
東京・新宿~宇都宮間に乗車する場合、グリーン料金は800~1,260円です。グリーン料金は平日より土日祝日のほうが安くなります。

東京駅~宇都宮駅の新幹線のきっぷの買い方

それぞれのルートと所要時間、料金がわかったところで、次はきっぷの買い方です。

みどりの窓口


みどりの窓口(イメージ)

新幹線や特急など長距離列車に乗りたいときは、「みどりの窓口」できっぷを購入することができます。乗りたい列車、乗車駅と降車駅、乗車日、出発時間や到着時間などを伝えると、それに合った列車の空席状況を係員が調べてくれますので、初心者の方でも安心です。

ただし、小規模の駅では窓口は少なく、順番待ちをしなければならないこともあります。

指定席券売機

画面の案内に従って、乗車したい列車や日時を指定していくと、乗車券や特急券を購入することができます。また、指定席券売機の近くに係員がいるときは、操作などでわからないことなどがあれば聞いてみましょう。

最初は操作に戸惑うかもしれませんが、みどりの窓口に行列ができていても、指定席券売機なら比較的空いていることが多く、これはやはり大きなメリット。まずは一度、落ち着いてトライしてみる価値あり、です。


指定席券売機(JR東日本)の詳細はこちら

えきねっと

乗車前に焦らず、自分のタイミングできっぷを手配したい人におすすめなのが、「えきねっと」。
一度、会員登録をしてしまえば「えきねっと」を利用して簡単にインターネット予約が可能です。乗車したい列車や日時など希望する条件を入力して列車を検索すると、空席状況も一目瞭然。また、列車と一緒に宿やレンタカーを予約できたり、ネット予約限定の割引価格のきっぷが購入できたりする場合も。

そのほか、チケットレスサービスやポイント還元など、利用者にとってメリットが多い点は見逃せません。きっぷの購入する際に、一番おすすめの方法です。


「えきねっと」はこちら

宇都宮駅周辺のみどころ

それではさっそく、きっぷを購入しておでかけしてみましょう!宇都宮には、餃子のほかにも見どころがいっぱいです。

宇都宮城址公園


江戸時代には関東七名城の一つとして称えられた宇都宮城本丸の一部が復元された公園です。堀や土塁、2基の櫓などがあります。お城の歴史を紹介する「宇都宮城ものしり館」も一緒に見学しましょう。

宇都宮二荒山神社


約1600年前に創建された由緒ある神社。下野国一宮であることから、「一宮(いちのみや)」が転訛して宇都宮の地名になったという説があります。“餃子のまち”ならではの、餃子おみくじを引くことができるので、チャレンジしてみては。

餃子像


ビーナスが餃子の皮に包まれた、なんともかわいらしい“餃子のビーナス”像。宇都宮市の特産の大谷石を使用して掘られています。宇都宮駅西口ペデストリアンデッキ2階に設置されているので、ここで記念撮影を。

  • ※宇都宮城址公園、宇都宮二荒山神社、餃子像の写真提供:一般社団法人 宇都宮観光コンベンション協会

まとめ

東京から宇都宮へ行くなら、時間が読める鉄道を使うのがおすすめです。
新幹線だと約50分で到着でき、4,490円(自由席)かかります。JR在来線だと約1時間50分で到着でき、1,980円かかります。

料金は他の移動手段と比較すると高くなりますが、スピードを重視するなら新幹線がベストの選択肢です。時間はかかりますが、リーズナブルに移動することを優先するときはJR在来線がおすすめです。

新幹線のきっぷを購入する際にはぜひ、「えきねっと」を利用してみてください。

  • ※トレたび編集室/編
  • ※掲載されているデータは2023年10月現在のものです

© 株式会社交通新聞社