世界のトップ選手集結! 自転車ロードレース「ジャパンカップ」30回記念大会 13日開幕

 日本が世界に誇る自転車ロードレースのビッグレース「ジャパンカップ」が宇都宮市を舞台に13日、開幕します。

 宇都宮市の西部、鹿沼市との境にある林道にひっそりと佇む石碑があります。1990年、自転車ロードレースの世界選手権がここをスタート・フィニッシュに行われました。その2年後、世界選手権の記念レースとしてジャパンカップの第1回大会が行われたのです。

 それから31年、新型コロナウイルスを乗り越え今年で30回目を迎えたジャパンカップは、国際自転車競技連合が設定する格付けで上から2番目のプロシリーズの位置づけです。このレベルの大会は国内唯一でアジアを見ても1日で行われるレースとしては最高位に位置しています。

 世界中に数えきれないほどの自転車チームがある中で、この大会のスタートラインに立てるのは、わずか19チーム。地元のチームで唯一出場する宇都宮ブリッツェンは、この大会で優勝することを目標に設立した経緯があります。

 レースが行われるのは、宇都宮市森林公園。ここを発着点に、1周10.3キロを16周、合わせて164.8キロと、これまでより、2周増え、世界基準の舞台が整えられました。中でもつづら折りの古賀志林道は、トップ選手たちが急な坂を登っていく姿を間近に見られるとあって名物になっています。会場では開幕に備え設営が進められていました。

 12日は、本場ヨーロッパの第一線で長年活躍し、ジャパンカップのアンバサダーを務めるイタリアのダミアーノ・クネゴさんがとちぎテレビを訪れ、須藤揮一郎社長に、魅力をPRしました。

 大会は13日にチームプレゼンテーションで幕をあけ、14日は、宇都宮市の中心部を封鎖して行うスピードレース「クリテリウム」が行われます。とちぎテレビでは、午後2時15分からレースの模様を生中継でお送りします。そして15日は、宇都宮市森林公園でロードレースが行われ、30回大会のチャンピオンが決まります。

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