ヒックスら5選手がFAになるオリオールズ 藤浪晋太郎は退団濃厚

リーグ最多の101勝を挙げながらも地区シリーズでレンジャーズに3連敗を喫して敗退したオリオールズ。日本時間10月13日にはマイク・エライアスGMとブランドン・ハイド監督がシーズン終了後の記者会見に臨んだ。今オフは5人の選手がフリーエージェント(FA)となるが、エライアスGMはベテラン選手が発揮したリーダーシップを高く評価。一部の選手については再契約の可能性があることを示唆した。一方、プレーオフのロースターを外れた藤浪晋太郎はこのまま退団となる可能性が高そうだ。

オリオールズは昨オフ、3人のFA選手全員(ロビンソン・チリノス、ルーグネッド・オドーア、ヘスス・アギラー)との契約を見送り、ジョーダン・ライルズのオプションも破棄。今オフはアダム・フレイジャー、アーロン・ヒックス、ジャック・フラハティ、藤浪、カイル・ギブソンの5人がFAとなるが、MLB公式サイトでオリオールズを担当するジェイク・リル記者は「このなかにボルティモアに戻ってくる選手がいなくても不思議ではない」とした。

しかし、フレイジャー、ヒックス、ギブソンの3人はチームにおける貴重なベテラン選手としてリーダーシップを発揮し、チームに貢献。ハイド監督は「彼らはクラブハウスの重要な部分だった。マイクは正しいタイプのベテラン選手を獲得するという素晴らしい仕事をしてくれた。彼らは若手選手に対して大きな影響を与えてくれたよ」と経験不足の若手選手が多いチームにおけるベテラン選手たちの働きを高く評価した。リル記者は「フレイジャー、ギブソン、ヒックスの3選手は1年契約で引き留めるかもしれない。また、彼らの代わりとして、似た選手を獲得するかもしれない」と述べている。

一方、夏場のトレードで加入したフラハティと藤浪は苦しい立場にある。フラハティは9試合(うち7先発)で防御率6.75と期待を裏切り、藤浪は30試合で防御率4.85と安定感を欠いてプレーオフのロースター入りを逃した。リル記者は「2人の右腕はどちらも上手くいかなかった」と評価。オリオールズは人員余剰気味のプロスペクト野手を駒にしてトレードで投手の補強に動くとみられており、結果を残せなかったフラハティと藤浪はこのままチームを去ることになりそうだ。

The post ヒックスら5選手がFAになるオリオールズ 藤浪晋太郎は退団濃厚 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.