友好提携30周年 豪に訪問団派遣 17日から岡山県 交流促進へ

南オーストラリア州への訪問団派遣について説明する伊原木知事

 岡山県は13日、南オーストラリア州との友好提携が今年30周年を迎えたことを記念し、伊原木隆太知事をトップとする官民の訪問団を17~22日の日程で派遣すると発表した。州政府の招きに応じた派遣で、産業、教育などでの交流促進につなげる。

 訪問団は小倉弘行県議会議長、松田久岡山商工会議所会頭、森健太郎同副会頭らを含めた11人で構成。州都アデレードでの州政府主催のレセプションに臨むほか、先進的な再生可能エネルギー施設を視察したり、日本からの留学生の受け皿となる大学の関係者と意見交換したりする。州政府トップのフランシス・アダムソン総督との懇談の場も設ける予定。

 友好提携は水島港(倉敷市)とアデレード港が姉妹港となったのを縁に交流が始まり、1993年5月に締結。訪問団の派遣は25周年を記念した18年以来5年ぶりとなる。

 伊原木知事は定例記者会見で「今回の訪問を通じてさらなる交流拡大につなげ、相互に利益のある関係の維持、強化を図りたい」と述べた。

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