身近な異世界にレンズを向ける今話題の写真家、小林哲朗さん。廃墟や工場夜景を撮影した写真集はベストセラー！SF映画のような幻想的な写真の撮影に密着する。
尼崎で生まれ育ち、地元を拠点に活動する小林さんが尼崎の観光アドバイザーに就任！尼崎の異世界探しや工場写真ツアーを紹介する。
廃墟、工場夜景に続き、小林さんが選んだ次なる身近な異世界は“地下”！東大阪市花園ラグビー場の地下に広がる、神殿のような巨大な空間とは？
廃墟や工場夜景を撮影した写真が話題を呼び、注目を集める写真家の小林哲朗さん。SF映画のような幻想的な世界を写し出す作品が観る人の心をとらえている。小林さんがレンズを向けるのは日常に溶け込んだ非日常の世界、つまり“身近な異世界”。廃墟に潜む美しさや魅惑の光を放つ工場夜景を撮影した写真集はベストセラーになっている。
尼崎に自宅兼アトリエを構える小林さん。撮影に同行すると、大阪府摂津市の淀川沿いにある工場へ。目指す場所に着いたのは午後5時半。日没前に撮影ポイントを探る。気温30度を超える熱帯夜の中、場所を変えながら撮影すること5時間あまり。それだけ撮っても、「使えるのは2、3枚」だとか。ただし、これで終わらないのが小林さん。地元尼崎には、工場と街、背景の山々が一枚に収まる絶好の撮影ポイントがあるのです。車で移動しながら、撮影は深夜にまで及ぶ。
尼崎で生まれ育った小林さん。専門学校卒業後に選んだのは保育士の道だった。業務に追われる中、インターネットで目にした廃墟写真に魅かれ、週末になると廃墟や工場の撮影に没頭。2012年、ついにプロの写真家として歩み始めたのだ。
そんな小林さんは今年、「あまがさき文化観光アドバイザー」に就任。工場夜景などを尼崎の景観として広く認知させた功績が認められた。アドバイザーの任務は「尼崎の身近な異世界を撮影し、SNSで発信すること」。尼崎に足を運んでもらうため、尼崎の異世界を探索します。さらに、尼崎で工場写真ツアーを実施。撮影スポットや撮影方法をオープンにし、その魅力を伝えていく。
廃墟、工場夜景の次に小林さんがターゲットとして選んだのは“地下”。やって来たのは東大阪市にある花園ラグビー場です。地下に降りていくと、まるで巨大神殿のような空間が広がっていた。この場所はいったい…！？ 新たな異世界の撮影に臨む小林さん。写真の出来栄えは…？
◆LIFE
2023年10月14日OA(関西エリア)
2023年10月14日(土) 午前11時00分～午前11時30分
※関西エリアで放送
※放送後、TVerとABEMAで見逃し配信あり
（ナレーション）佐々木蔵之介
