衆院議長、額賀元財務相で調整 自民、細田氏後任に

額賀福志郎氏

 自民党は、体調不良を理由に衆院議長を辞任する細田博之氏(79)の後任に、額賀福志郎元財務相(79)を推す方向で調整に入った。党関係者が13日、明らかにした。臨時国会が召集される20日の衆院本会議で選出される見通し。

 議長は第1会派から選ぶのが慣例で、自民が人選を急いでいた。

 額賀氏は茨城2区選出。1983年に衆院初当選し、13期目。防衛庁長官や財務相のほか、官房副長官、党政調会長、東日本大震災復興加速化本部長など要職を務めた。

 衆院議長が任期途中に辞任するのは、2015年に体調不良で辞めた町村信孝氏(自民)以来となる。

 自民出身の細田氏は21年11月、議長に就任した。

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