立民・泉代表 維新を「不詳事が相次いで混乱」「政策的にブレ始めている」と指摘

立憲民主党の泉健太代表(49)が13日、国会内での定例会見で、日本維新の会について「不詳事が相次いで混乱している。先ごろは不詳事だけでなく、ベーシックインカム(国民に一定金額を定期的に支給する制度)についても取り下げという話が出てきている。看板政策を取り下げるとなると、政策的にもブレ始めているなという気もします」と述べた。

鈴木宗男参院議員(75)の離党や、日本維新の会に所属していた兵庫県尼崎市議の政務活動費着服などへの受け止めを記者団から問われた泉氏は「確かに地方でも政治活動費の着服みたいなものだとか、さまざまな形で辞任をしたりというケースが相次いでいる。国政でも宗男さんの離党だとか」とドタバタぶりを指摘した。

泉氏は「むりやり勢力を拡大させようと急激に取り組むばかり。勢力拡大を優先させるがあまり、やっぱり人物を見切れていない。審査し切れていない。そこが、不詳事が相次でいる影響じゃないか」と指摘した。

維新の馬場伸幸代表(58)が、立民を「いらっしゃっても日本は何も良くならない」などと発言するなど、両党の間には因縁がある。「地元の方もあまりよく知らない、実は選んだ維新の側も、あまりよくわからない。そういう人物を、党の名前を冠せばこれぐらい受かるからということで候補者として出してしまって、後から不詳事が発覚する。そういうパターンが多いんじゃないか」と、手厳しく分析していた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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