蒜山直送の野菜6品目を販売 JAが山陽道・吉備SAで収穫祭

真庭市蒜山地域の野菜が並ぶフェア

 真庭市蒜山地域の野菜を販売するフェア「ひるぜん収穫祭」が13日、山陽自動車道下り線吉備サービスエリア(SA、岡山市北区今岡)で始まった。同地域をエリアとするJA晴れの国岡山(倉敷市玉島八島)がブランド力アップや販売拡大を狙いに初めて企画した。15日まで。

 管内各地の農産物をトラックで集荷し消費地に届ける同JAの「直行便事業」を活用した。蒜山地域は標高約500~600メートルの「準高冷地」に当たり、冷涼な気候を生かした夏秋野菜の栽培が盛ん。テントにはトマトやレタス、白ネギといった産地直送の6品目が並び、訪れた人が「今夜の一品に」と次々と買い求めていた。

 特産の大根などを購入した総社市の女性(58)は「現地まで行かなくても新鮮な蒜山の野菜が手に入ってうれしい。寒くなってきたので、おでんにして食べます」と話した。

 各日とも午前9時からで、売り切れ次第終了。SA内フードコートでは11月5日まで、蒜山地域産の野菜炒め定食(1080円)も提供している。

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