仙北市角館町の中心部にクマ2頭 「まさかここに…」一時騒然

 仙北市角館町の中心部で10日からクマの出没が相次ぎ、「まさかここにまで侵入するとは」と市民を驚かせている。13日には市学習資料館近くで2頭が木の上に居座った。紅葉シーズンに入ってにぎわい始めた県内有数の観光地での異常事態。関係者は観光への影響を懸念し、市民は日常生活への不安を強めている。

 仙北署によると、13日午前6時15分ごろ、角館町田町下丁の住民が自宅敷地内を歩くクマを目撃。駆け付けて周囲を警戒していた署員が午前7時ごろ、近くの医院敷地内で、体長約50センチのクマ2頭が高さ30メートル超の木に登っているのを見つけた。

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