ペルーの環境教育促進に意欲 滋賀・彦根の女性が青年海外協力隊メンバーに

ペルーでの環境教育活動に向け、抱負を語る武部さん(滋賀県彦根市役所)

 11月からJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊のメンバーとしてペルーに派遣される滋賀県彦根市の武部樹理(じゅりー)さん(29)の激励会が11日、市役所で開かれた。現地では環境教育の推進に取り組む予定で「楽しみながら地域の住民や子どもたちに教えたい」と抱負を語った。
 武部さんは大学を卒業後、航空会社でグランドスタッフとして勤務。大学時代には中学や高校の英語の教員免許を取得しており、若者らに指導する力を生かそうと、協力隊に応募した。
 ペルーでは2年間、最北部のトゥンベス郡役所に派遣され、小学校での環境教育の推進や、家庭ごみの分別回収の促進活動などに当たる。和田裕行市長や西嶋良年教育長から激励を受けた武部さんは「分別回収や再利用などの推進、生ごみの堆肥化に向け、身近なことから環境問題を考えるきっかけをつくりたい」と話した。

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