続編にうんざりドラマ 3位『科捜研の女』2位『HERO』をおさえた1位は?

『相棒 season22』(テレビ朝日系)や『家政婦のミタゾノ』(テレビ朝日系)、『きのう何食べた? Season2』(テレビ東京系)など、人気ドラマの続編が多い秋ドラマ。

そこで本誌は、主な人気ドラマのなかで「もっと続編がみたいドラマ」と「もう続編にはうんざりしているドラマ」についてアンケートを実施(~10月12日)。本記事では「もう続編にはうんざりしているドラマ」のTOP3を発表する。

3位に選ばれてしまったのは、今年の8月にseason23が放送されたばかりの『科捜研の女』(テレビ朝日系)。

1999年にスタートして以来、ヒロインの法医学研究員・榊マリコを沢口靖子(58)がずっと演じている。

初期は低迷気味だった視聴率も2005年ごろより安定し、だれもが知る長寿番組となったが、《長く見すぎて飽きてしまった》(30代女性・専業主婦)《登場人物に変わりがない》(40代男性・会社員)という、単純に飽きたという声が多かった。

2位は、木村拓哉(50)主演の法廷ドラマ『HERO』(フジテレビ系)。

第1期は2001年に月9枠で放送され、社会現象に。その後、2006年に特別編、2007年には劇場版がそれぞれ制作され、2014年には再び月9枠で連続ドラマとして放送された。

2015年の劇場版第2作を最後に続編は制作されておらず、近年も続編を待ち望んでいるファンが少なくないが、《キムタクはもう飽きたし、どれも同じに見えて面白くない》(50代女性・アルバイト)という辛辣な声や《思い出のまま綺麗にいいドラマだったと思っていたので。続編は蛇足だと思います》という、ドラマファンだからこその意見も。

そして、2位の『HERO』から10票以上の差をつけて1位に選ばれてしまったのは、10月18日からseason22がスタートする『相棒』(テレビ朝日系)。

2000年6月から「土曜ワイド劇場」で単発ドラマとして放送され、2002年から連続ドラマとしてシリーズ放送。劇場版4作とスピンオフ映画2作も公開されている、日本を代表する刑事ドラマだ。

昨年放送された『相棒season21』では、水谷豊(71)演じる右京の初代相棒である寺脇康文(61)が5代目相棒としてカムバックしたことが話題に。今年1月には放送400回も突破したが――。

《小さい頃からずっとやっているイメージで飽きた》(20代女性・会社員)《ドラマを見る年齢になったときにはすでにseason10とかだったので途中から見る気にもなれない》(20代女性・会社員)と、とくに若い視聴者から支持を得られていないようだった。

さらに《水谷豊さん自身、もう古稀なのに警察在籍なんておかしい》(40代女性・会社員)《もう退職している年なのに、刑事をやっているのは不自然》(60代女性・経営者)といった“無理のある設定”に対してのツッコミや《だんだんとクオリティが下がってきて昔ほどの面白さがない(中略)成宮寛貴とか及川光博さんまでのシリーズがいちばんおもしろかった》(20代女性・パート)《ストーリーが毎回マンネリ化してつまらない》(40代女性・アルバイト)など、ファン離れも少なくなかった。

最終結果は下記の通り。

【もう「続編はもううんざり」と感じるドラマランキング 】

1位:『相棒』 35票
2位:『HERO』 22票
3位:『科捜研の女』 19票
4位:『教場0』 17票
5位:『家政婦のミタゾノ』 15票
6位:『おっさんずラブ』 13票
7位:『特捜9』 11票
8位:『ドクターX』 10票
9位:『コンフィデンスマンJP』『孤独のグルメ』 ともに7票
10位:『きのう何食べた?』 5票
11位:『99.9』 2票

調査方法と実施期間:『WEB女性自身』調べ 2023年10月9~11日(Googleフォーム)10月11~12日(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』)

調査対象:年齢不問の男女166人

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