神鉄バス(神戸市北区)は13日、神戸市北区で運行する路線バス全4路線で12月1日に運賃を20~30円引き上げると発表した。値上げは消費税増税に伴う改定を除き、1997年以来26年ぶりとなる。少子高齢化などで利用客が減少する中、燃料費の高騰や運転士確保に向けた待遇改善などでコストが増加しているのが理由。
対象路線は、いずれも西鈴蘭台駅前や鈴蘭台駅前を発着する星和台線、中里線、中央病院線、君影団地線。改定率は16.25%で、現行160~280円の運賃が、改定後は190~310円になる。併せて通勤、通学定期も値上げする。
同社は13日、国土交通省近畿運輸局に旅客運賃の変更認可申請を行った。(大島光貴)