新紙幣 愛媛でお披露目 偽造防止へ世界初の技術も 来年7月発行予定

来年7月をめどに発行される新しい紙幣が13日、日本銀行松山支店でお披露目されました。
偽造防止などのために採用された、「世界初」の技術とは。

(日本銀行松山支店 鈴木直行支店長)
「どなたにも分かりやすく、何より安心してお使いいただける自信作でございます」

日本銀行松山支店でお披露目された新しい紙幣。
一万円札の肖像画には、「近代日本経済の父」と称される実業家の渋沢栄一、五千円札には女子教育の先駆者とされる津田梅子、そして千円札には近代医学の礎を築いた北里柴三郎が描かれています。

(記者)
「新紙幣には3Dホログラムという技術が採用されています。紙幣を動かすと、角度によって肖像画の向きが変わるんです。この技術が紙幣に導入されるのは、世界で初めてだということです」

また、肖像画の背景にも世界初の技術を用いて細かい透かしを施すなど偽造防止を図っています。

新しい紙幣は、来年7月をめどに発行する予定で、新紙幣の発行後も現在の紙幣は引き続き使用することができます。

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