黒犬と、ふたたびみたびパリのドッグラン

こんにちは、吉田パンダです。数年前からパリ市内のあちこちで、ドッグランが設置されるようになりました。今日は黒犬スキッパーキのスキと、そんなドッグランのひとつ、リュクサンブール公園近くの小さなドッグランを訪ねてみます。犬と見れば逃げ出すスキですが、今日こそまともに挨拶できるでしょうか。

午後の日差しが秋らしくなってきたとある週末、はい、黒犬さんしっかり歩いてください。

リュクサンブール公園目の前にある、小さな小さなドッグランに到着。広さは24畳程度でしょうか。超小型犬用といったサイズです。

「オレは他の犬とは遊びませんよ〜っと」

一人で他の犬たちから距離を取る黒犬スキ。

他の仔たちは、皆一様にフレンドリーです。

よく吠えて皆を仕切っていた、ロングヘアダックスのパブロ。「あの、お宅の黒犬さん、なんで遊んでくれないの?」

うーん、難しい年頃なのかねえ。

「オレの定位置はココですっ」

ドッグランに来た意味があまりない、黒犬スキでした。

「ちょっと、早くリュックに入れてっ!」

がんばれミスター逃げ腰!!←ひどい。

「おやつあげるから、たまには思い切って遊んできたら?」

「強制反対っ!パワハラ、モラハラです!!」

まだ時間がかかりそう(?)なスキでした。

さて、リュクサンブール公園を少し歩きましょう。

リュクサンブール宮殿に付随する庭園として、17世紀に整備されました。緑豊かな敷地内で、皆思い思いにのんびり過ごしています。

マロニエの並木道はすでに、落ち葉の絨毯です。一足ごとに秋の音色といったところ。

「うん、抱っこが一番だなペロ」

話噛み合ってないけど、足も拭いたし安心した顔してるなペロ。

「よっしゃ、落ち葉見ながら一杯飲むか〜(水です)」

人間は通りがかりに買ったリンゴタルトで、おやつ時間。

「punition(罰)」というあまりに詩的なネーミングの甘いクッキーで有名な、パリのブーランジュリー・ポワラーヌ。リンゴタルトやリンゴパイもおすすめです。

今回もデビューに失敗したパリのドッグランでした。次回もまたパリからお届けします。どうぞお楽しみに。

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