メッシ、パラグアイ戦で相手にツバを吐きかけられるも意に介さず「彼が誰なのかさえ知らない」「重要視したくない、なぜなら…」

写真:パラグアイ代表戦に途中出場したメッシ ©Getty Images

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、FIFAワールドカップ(W杯)カナダ・メキシコ・アメリカ2026の南米予選第3節・パラグアイ代表戦にて、相手選手にツバを吐きかけられた疑惑が浮上している。

現地時間10月13日に行われたアルゼンチン代表vsパラグアイ代表は、前半開始早々の3分にDFニコラス・オタメンディ(ベンフィカ/ポルトガル)のゴールでアルゼンチン代表が先制。結局、このゴールがこの試合唯一のゴールとなり、アルゼンチン代表が1-0と完封勝利を収め、予選3連勝で首位に立っている。

だが、アルゼンチン代表関係者や国民にとって、パラグアイ代表戦は遺恨の残る試合となるかもしれない。アルゼンチンの日刊紙『ラ・ナシオン』によると、同試合の53分に途中投入されたメッシが、パラグアイ代表FWアントニオ・サナブリア(トリノ/イタリア)からツバを吐きかけられた可能性があるという。

疑惑のシーンは、84分に発生した。サナブリアに言葉を投げかけたメッシが立ち去ろうとすると、サナブリアは一瞬間をおいてからツバを吐いた。確実にメッシを狙った行為とまでは言えないかもしれないが、顔をメッシの方向に向けたまま背後からツバを吐いたことで、疑惑が深まる形となってしまった。

『ラ・ナシオン』は「主審がファウルを取った後、パラグアイ代表の背番号『9』がメッシに後方からツバを吐きかける瞬間が衛星放送に捉えられた」と状況を説明。また、メッシは試合後のインタビューで次のように語っている。

「本当のところ、その瞬間を僕は見ていないんだ。試合終了後のドレッシングルームで、チームメイトの一人が僕にツバを吐きかけられていたと教えてくれた」

また、メッシは当事者のサナブリアについても「実は彼が誰なのかさえ知らない」とコメント。騒動を大きくすることが得策ではないという考えを示した。

「人々の間でこういったことが繰り返し話されると、彼がより認知されていくだけ。僕は彼をことさらに重要視したくないね」

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