病院から個人情報持ち出し 「間違いありません」被告の元職員が起訴内容認める【長野・松本市】

去年3月、松本市の相澤病院から患者の個人情報を持ち出したとされる元職員の男の裁判が始まり、被告は起訴内容を認めました。
不正競争防止法違反の罪に問われているのは、松本市の無職、北原康佑被告(31)です。
起訴状などによると、北原被告は去年3月、当時勤務していた相澤病院から営業秘密である透析患者186人分の個人情報のデータをUSBメモリに複製し、持ち出したとされます。
初公判で北原被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

事実関係に争いはなく、検察は「被告は相澤病院での給料や昇給に不満を感じて転職し、転職先の病院で透析患者を1人紹介するにつき10万円をもらっていた。
また、病院と秘密保持契約を締結していたのに、個人情報を持ち出した」などと主張しました。

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