シャック社長にアイバーソン副社長とリーボックが就任発表、シャック「気分は最高だ」

リーボックのレジェンドが社長、副社長に就任

現地10月12日(日本時間13日)、リーボックはバスケットボール部門社長に元契約選手のシャキール・オニール(元レイカーズ)を迎えたと発表した。また、同副社長には同じく元契約選手だったアレン・アイバーソン(元シクサーズ)が就任。レジェンド2人がリーボックのバスケを強化することになる。

リーボックは2005年よりアディダスの傘下にあったが、今年3月に多数のブランドの親会社オーセンティック・ブランド・グループに24億6,000万ドル(約3,682億円)で売却。トッド・クリンスキー氏をCEOに任命した。クリンスキー氏はリーボックがオニールと契約を交わした1992年に入社し、アイバーソンのシグニチャーシリーズ立ち上げにも関わったという同社のバスケを知る人物。リーボックの幹部は、2025年の早い時期にリーボック・バスケを本格再始動させると表明している。オニール、アイバーソンの重役就任はそのための一手というわけだ。

「シャックアタック」を着用していたルーキー時代のオニール

NBA入りする1992年に契約。リーボックにとって初のシグニチャーシューズ「シャックアタック」を発売するなど同社にとってレジェンドと言えるオニールは、ボードルームの取材に対して、「(当時)私たちは、それまでとは違うやり方をやっただけ。そうやって有名になった。今回も(リーボックに)忠実でありたい」とコメントしている。
一方、アイバーソンは自身のSNSで「リーボックのバスケ復帰に参加できて光栄だ。90年代に若くしてリーボックと契約したシャック(オニールの愛称)と私が成長し、今、その席に座ることができるのは特別なことだ。我々にとっても、リーボックにとっても、そしてバスケットボールにとっても素晴らしい瞬間だ」とメッセージを投稿している。

「クエスチョン」を着用していたルーキー時代のアイバーソン

レストラン・チェーンなどへの投資で成功し、4億ドルの純資産を持つというオニールについては、選手のリクルートとビジネスの開発を担当。現役時代「クエスチョン」や「アンサー・シリーズ」などシグニチャーシューズが大人気となったアイバーソンは地域社会での取り組み、毎年開催している「アイバーソン・クラシック」ハイスクール・ショーケースでのブランド露出、選手リクルートの手助けをするという。

オニールはアイバーソンと自身の就任について「シャックとAIが帰ってくる。気分は最高だ」とメッセージを出している。

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