【秋華賞/追い切り診断】マスクトディーヴァに並ぶ高評価の伏兵 「使われてさらに迫力を増した感あり」

■ヒップホップソウル

【中間調整】春はフラワーC2着で賞金加算に成功し、オークスに進出。直線序盤でいい勢いを見せるも、手応えほどの伸びはなくそこまでの伸びはなく、1秒3差の6着まで。いかにも距離の壁があったような雰囲気で、このあたりは祖母が桜花賞馬ダンスインザムード、祖母がフェアリーS勝ち馬ダンスファンタジアという血統背景が影響したのかもしれない。その後、休養を挟んで秋初戦の紫苑Sでは正攻法から押し切りを図るも、勝ち馬の鬼脚に屈し2着。敗北はしたものの、ある程度前の位置で競馬ができたのは収穫と言っていいだろう。

その後、秋華賞を目指すのは既定路線。在厩で調整が続けられている。9月27日に坂路14-14を消化。4日にウッドで1週前追いを行い、稽古駆けする重賞勝ち馬プレサージュリフトと互角に動いた。体を大きく使えていたのは好感。

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【最終追い切り】レース当週も、美浦ウッド併せ馬。併せた2頭の内1頭が脱落し、直線ではプレサージュリフトとの併せ馬となったがラストでは手応え最優勢を保ってそのまま併入としている。

【見解】先週、今週と重賞勝ち馬になんら貫禄負けしない気迫十分の動きを披露。紫苑S時の動きも良く見えたが、使われてさらに迫力を増した感がある。肉体面も目に見えてボリュームアップしており、トモの張りなどは抜群の域。秋を迎えていかにも充実している感があり、初の関西遠征戦でも十二分に力を発揮できそう。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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