原因不明の体調不良 奇妙な民間療法は悪夢の始まりだった 「NOCEBO/ノセボ」公開決定

「ビバリウム」のロルカン・フィネガン監督の最新作「NOCEBO/ノセボ」が、2023年12月29日より劇場公開されることが決まった。

「NOCEBO/ノセボ」は、仕事も私生活も順調で幸せの絶頂にいるファッションデザイナーとその家族が迷い込んでしまう悪夢を描いた作品。ファッションデザイナーとして名をはせるクリスティーンは、夫のフェリックスや幼い娘のボブスとダブリン郊外で悠々自適に暮らしていた。ある日、仕事中にクリスティーンは、ダニに寄生された犬の幻影に襲われ、8カ月後には、筋肉のけいれん、記憶喪失や幻覚などを引き起こす原因不明の体調不良に悩まされる。そんな彼女の前に、雇った覚えのない、ダイアナと名乗るフィリピン人の乳母が現れる。ダイアナは伝統的な民間療法を用いてクリスティーンの治療にあたり彼女の信頼を得ていくが、それは一家を襲う想像を絶する悪夢の始まりだった。

主人公クリスティーンを演じるのは、「007/カジノ・ロワイヤル」などのエヴァ・グリーン。クリスティーンの夫フェリックス役を「キングスマン」シリーズのマーク・ストロング、謎多き乳母ダイアナ役をフィリピン出身のシンガーソングライターであるチャイ・フォナシエが務める。

ティザービジュアルでは、展示された子供服が切り取られている。よく見ると、すそに大量の血がべっとりと付着している異様なビジュアルとなっている。あわせて公開された特報では、謎の乳母が不調のクリスティーンを訪ねてきて、奇妙な民間療法を彼女に施していく様子が描かれる。映像の前半でクリスティーンは回復したかのように見えるが、やがて彼女がものすごい剣幕でわめき散らし、焦燥しきっていく姿のほか、口からはい出る謎の生物や宙を舞う乳母といった独特な世界観が描き出されている。

【作品情報】
NOCEBO/ノセボ
2023年12月29日(金)新宿ピカデリー ほか 全国ロードショー
配給:クロックワークス
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