SNSで架空の投資話 宮城・加美町の男性が仮想通貨1200万円相当だまし取られる

宮城県加美町に住む60代男性がSNSを通じて架空の投資話を持ち掛けられ、1200万円相当の仮想通貨をだまし取られました。

警察によりますと6月、加美町の60代男性のスマートフォンに資産投資のSNSグループへの招待がありました。

男性がグループに参加したところ、実在する著名人を名乗る男から「水素エネルギープロジェクトの投資計画に参加してみませんか」などと持ち掛けられました。

信用した男性は正規の取引所で仮想通貨を購入して複数回にわたり、偽の取引アプリを通じて指定されたアドレスへ仮想通貨1200万円相当を送金したということです。

その後グループのチャットが削除され、アプリも利用できなくなったため警察に相談して被害が発覚しました。

このようにSNSなどで投資を勧める手口は金融商品詐欺と呼ばれ、宮城県で2022年は被害が0件でしたが、2023年は12日までに12件発生し被害額は約1億5000万円に上るということです。

警察は、SNSなどで投資を持ち掛けられた場合は安易に応じず、警察や家族に相談するよう呼び掛けています。

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