野球・ソフトボール、五輪復帰へ ロス追加5競技、16日決定

IOC総会の看板=12日、ムンバイ(ロイター=共同)

 【ムンバイ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は13日、インドのムンバイで理事会を開き、2028年ロサンゼルス五輪の組織委員会から追加競技候補として提案された野球・ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュの5競技を16日の総会に諮ることを承認した。東京五輪で日本がともに金メダルを獲得した野球とソフトボールは正式に決まれば2大会ぶりの復帰となる。

 インドなど英連邦諸国で人気が高いクリケットは128年ぶり、ラクロスは120年ぶりで、米国で人気の高いアメリカンフットボールから接触プレーをなくしたフラッグフットボール、スカッシュは初実施となる。東京五輪とパリ五輪では、組織委の提案がそのまま承認されている。

 バッハ会長は追加5競技について「米国のスポーツ文化に完全に沿ったものだ。世界に米国を象徴する競技を紹介するのと同時に、国際的なスポーツを米国に持ってくることができる」と強調した。チーム競技が大半で、夏季五輪の上限とする選手1万500人の総枠は超えるという。

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