【MLB】来季、大谷翔平も仲間入りできるか? ポストシーズンに進出した大谷の元チームメートたち

写真:ブレーブスとの第3戦でのホームランを放ったマーシュ

エンゼルスの大谷翔平はMLBでの6年目のシーズンを終えた。2021年シーズンには、日本人2人目となるシーズンMVPを受賞。そして今シーズンは、日本人史上初めてホームラン王を獲得した。二刀流の選手としても様々な記録を達成し、今やMLBの顔とも言える存在になっているが、いまだポストシーズンに出場したことはない。今回は今季のポストシーズンに出場している大谷翔平の元チームメートを紹介する。

1人目はフィリーズ所属のブランドン・マーシュだ。豪快な髭と長髪が記憶に残っている方も多いのではないだろうか。マーシュは2021年7月18日のマリナーズ戦でデビューを果たすと、シーズン終盤には1番を打つなどして打率.254を記録した。2022年シーズンは開幕からロースター入りし、エンゼルスでは93試合に出場したが、8月2日にローガン・オホッピーとのトレードでフィリーズに移籍した。

フィリーズでは加入後の41試合で打率.288を記録。チームはポストシーズンに進出し、ワールドシリーズまで進んだ。あと一歩のところでワールドシリーズ制覇は逃したものの、メジャーデビュー2年目から大舞台を経験し、ポストシーズンで2本塁打を放った。

フィリーズ移籍2年目となった今シーズンは開幕から好調を維持し、133試合に出場して打率.277、OPS.829、12本塁打を記録した。チームは2年連続ワイルドカードでポストシーズンに進出しマーリンズをスイープすると、ディビジョンシリーズでは第1シードのブレーブスを3勝1敗で破り、リーグチャンピオンシップシリーズ進出を決めた。マーシュはブレーブスとの第3戦で本塁打を放つなど、ディビジョンシリーズで打率.417(12打数5安打)、OPS1.212という活躍を見せている。10月16日(日本時間17日)からは、2年連続のワールドシリーズ進出を目指し、ダイヤモンドバックスと対戦する。

2人目はブレーブス所属のライセル・イグレシアスだ。エンゼルス在籍時には守護神を務めていた。2020年のオフにレッズからトレードでエンゼルスに加入。2021年シーズンにはキャリアハイとなる34セーブを記録した。翌シーズンも守護神を務めるも、開幕から本調子とはいかず、シーズン途中で6敗を記録。8月2日にトレードでブレーブスに移籍した。

移籍後は本調子を取り戻し、28試合の登板で防御率0.34、被本塁打0という成績を残した。ポストシーズンでは2試合に登板するも防御率は6.75に上り、チームもマーシュ所属のフィリーズに敗れた。

2023年シーズンは守護神として58試合に登板し、33セーブを挙げた。チームは6年連続の地区優勝を果たしポストシーズンに進出したものの、またもフィリーズに敗れてしまった。イグレシアスは3試合に登板し、1人もランナーを許さない完璧なピッチングを披露した。

この他にもアストロズのマーティン・マルドナードやオリオールズのジェイコブ・ウェブなど、多くの“元エンゼルス戦士”がポストシーズンに出場している。大谷翔平は今後エンゼルスの選手としてポストシーズンを目指すのか。それとも他のチームでポストシーズンを目指すことになるのだろうか。大谷の決断に注目が集まる。

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