映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』の初日舞台挨拶が10月13日に都内で行われ、俳優の岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥らをはじめ、安藤サクラ、仲野太賀、木南晴夏、吉原光夫、そして水田伸生監督が出席。今回は岡田将生が人生初の舞台挨拶MCをサプライズで務め、会場のファンのみならず、他の出演者たちを驚かせた。
『ゆとりですがなにか』は2016年に日本テレビ系列で放送された連続ドラマで、世間から“ゆとり世代”と括られた3人組が繰り広げる、笑いあり涙ありの痛快社会派コメディー作品。
■岡田将生、人生初の舞台挨拶MCをサプライズで登場 安藤サクラ「かわいいね…」
岡田が静かに登場すると会場の観客がざわついた。岡田は「皆さんこんばんは、岡田将生です。記念すべき公開初日ということで、本日は岡田将生が司会進行を務めさせていただきます」と舞台挨拶の司会を務めることをサプライズで発表し、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
さらに岡田は「ちょっと緊張しています、初めてなもので」と心境を話し、キャストの松坂、柳楽らを呼び込みキャスト6人と水田監督が登壇。キャストにも岡田が司会を務めることを知らされておらず、続々と登場する中、岡田の司会姿を見てキャスト全員驚きを通り越して笑いながら登場。その様子に“ゆとりファミリー”の仲の良さが垣間見れた。
松坂「まさかこんなサプライズが待っているとは。岡田将生が司会をやるなんて全く思っていなかったので、だから今日口数が少なかったんだって（笑）」と驚いた様子。
柳楽は岡田の司会姿を見ながら「…良いねっ」と笑顔でコメント。さらに「全然知らなくてびっくりですけど、今までにないくらい楽しい舞台挨拶にしたいなってスイッチが入りました」と意気込みを語った。
安藤は「私たちすっかりダマされてたんです。マネージャーさんたちは知ってて、本当に知らなかったの私たちだけだったんです」と驚いた様子。さらに「すごいね、泣けてくるよ、（松坂と）2人で感動してたの、かわいいね…もうかわいいねって、頑張ってねって」と安藤が話すと、松坂も微笑みながら「かわいいね」と岡田の司会姿に感激し、母親のような眼差しでエールを送った。
■もし、『ゆとりですがなにか』の続編をやるなら…“ミステリー”？
岡田が「もし、『ゆとりですがなにか』の続編をやるならどういう話がいいですか？」と質問。松坂は「学校の修学旅行をしたいですね。子どもの成長というか」と続編の希望を明かすと、水田監督が「クラスごと行方不明。大事件」とつぶやき笑いが起こった。柳楽は「ミステリー要素も混ぜながら（笑）」と続編はミステリーか？という雰囲気が流れ、会場がざわついた。
すると松坂から岡田に「そういう岡田さんはどういう話がいいですか？」と無茶ぶりで逆質問が。岡田は「え、んん？」と動揺しながら「ちょっとあんまり僕をトークに入れないで、司会で精一杯だから…ここに関してはゆとりが…」とタジタジな様子に松坂が「ゆとりゼロ」と突っ込み笑いが起こった。
そして、岡田がサプライズで客席まで行くと、黄色い歓声が上がった。岡田が柳楽の手作りグッズを持った観客に質問を求めた。
――映画の中で好きなシーンは？
柳楽は「今回中国語が多かったので、すごい練習したなっていうところで思い入れが強いですね」と答え、柳楽のファンに向けて「ありがとうございます！」と手を振りファンサービス。会場からは歓声が上がった。
最後にスタッフ・キャストを代表して柳楽と松坂からメッセージが。柳楽は「今までにないような舞台挨拶で思い出に刻まれる貴重な舞台挨拶でした。そんな中皆さまとこうやって待ち合わせできたのはうれしかったです」と話した。
松坂は「岡田の司会素晴らしかったですね。皆さんも直に彼の魅力を実感していただけたと思います。それくらい岡田将生は作品に対しての向き合い方が真面目で純粋に向かっていく姿が素敵だなと思いました。本当に尊敬しています。そんな岡田将生のもとに集まった愛のある作品を届けられたことはすごくうれしいことだなと実感しています。僕らが愛情を込めて作った『ゆとりですがなにか』をまだ見ていない方に伝えてくれたら嬉しいです」とメッセージを送った。
この温かい言葉に岡田は感極まり、思わず目頭を押さえる場面も。“ゆとりファミリー”らしさあふれる温かい雰囲気の中、最後は岡田、松坂、柳楽の3人で舞台挨拶を締めくくった。
映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』
10月13日より全国東宝系にて公開
出演：岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、仲野太賀、吉岡里帆、島崎遥香、髙橋洋、青木さやか、中田喜子、吉田鋼太郎、木南晴夏、吉原光夫、上白石萌歌、加藤清史郎ほか
脚本：宮藤官九郎
監督：水田伸生
