森保ジャパンが26年W杯開催国カナダに4発圧勝で5連勝! 攻撃面は5戦連続4得点以上に【MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023】

[写真:Getty Images]

日本代表(FIFAランキング19位)は13日にデンカビッグスワンスタジアムでMIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023のカナダ代表戦(同44位)に挑み、4-1で勝利した。

9月はドイツ代表とトルコ代表にそれぞれ快勝し、目下4連勝中の日本。今年6月以来となる国内での強化試合では前田大然や三笘薫、前川黛也が不参加、または離脱のなか、今シリーズの1試合目としてカナダを新潟に迎え撃った。

そのカナダ戦では相手もアルフォンソ・デイビスやジョナサン・デイビッドら主軸がスタートから出てくるなか、森保一監督は毎熊晟矢、中村敬斗、南野拓実らを先発メンバーに。久保建英はサブに回った。

布陣は[4-1-4-1]。GK大迫敬介の前に毎熊、冨安健洋、町田浩樹、中山雄太が並び、アンカーに遠藤航が入った。インサイドハーフは南野と田中碧。1トップを務める浅野拓磨の脇を伊東純也と中村で固めた。

北中米W杯のアジア予選まであと1カ月のなか、その開催国の一角であるカナダと激突した日本。立ち上がりから2列目に入る伊東、南野、中村のフランストリオが存在感を放ち、相手陣内に攻め込む。

すると、開始2分に南野の仕掛けを起点に波状攻撃に転じ、相手のクリアをバイタルエリア中央で拾った田中が右足を一閃。ゴール前の密集がブラインドになったか、相手GKの逆を突き、ネットを揺らす。

幸先よく先取した日本だが、次第にカナダの重心が前になり、19分に一本のパスで最終ラインの背後をアルフォンソ・デイビスに抜け出され、GK大迫が距離を詰めて対応。だが、VAR検証の対象になる。

その末、アルフォンソ・デイビスの足にGK大迫の手が接触したとされ、カナダにPKチャンス。GK大迫は自ら招いたピンチだが、ジョナサン・デイビッドが正面を狙ったキックを右足一本で止める。

GK大迫にスーパーセーブの日本はそれから再び押し込むなか、39分にボックス左から出した浅野の折り返しがファーに流れると、アルフォンソ・デイビスのクリアが相手GKに当たってゴールになる。

ラッキーな形ながら突き放した日本だが、さらに畳みかける。42分、自身のプレスでカウンターの起点となり、そのまま裏にボールを引き出した浅野が左を並走する中村にパス。中村は右足で沈めた。

中村にも代表デビューから4戦4発目が生まれ、大きくリードの日本は冨安に代わって谷口彰悟を投入した後半も手を緩めず。49分に伊東の浮き球パスに田中が攻撃参加から右足ボレーを叩き込む。

圧倒の日本は57分に背後から左足首付近を踏まれ、悶絶の中村が負傷交代に見舞われてしまったが、伊藤敦樹の投入で対応。そのタイミングで遠藤に代わって旗手怜央も送り込み、立て直しを図る。

その日本は旗手がいくつかのシュートシーンを生み出すなか、72分に田中と浅野を下げて川辺駿と古橋亨梧をピッチへ。83分には南野の代わりに橋岡大樹のカードを切り、試合をクローズしにかかる。

89分に左サイドからの折り返しをGK大迫が十分に弾き返せず、ホイレットに押し込まれ、無失点締めとはならなかった日本だが、4戦連続4得点以上の攻撃面がこの日も機能して快勝し、5連勝を成し遂げた。

その日本の次戦は17日。ノエビアスタジアム神戸にチュニジア代表を迎え撃つ。

日本代表 4-1 カナダ代表
【日本】
田中碧(前2、後4)
OG(前39)
中村敬斗(前42)
【カナダ】
ホイレット(後44)

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