米軍無人偵察機、嘉手納に移駐 1機、11月から本格運用

米軍の無人偵察機MQ9=12日、鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地

 鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地に一時配備されている米軍の無人偵察機MQ9のうち1機が13日午後4時40分ごろ離陸し、同9時10分ごろ、移駐先の沖縄県の米空軍嘉手納基地(嘉手納町など)に到着した。鹿屋には昨年11月から1年間の限定で8機が配備され、順次移す。米軍は11月中に嘉手納で本格運用を始める方針。

 米軍は、部隊の人員は100人以下としている。在日米軍専用施設の約7割が集中する沖縄にとって、さらに基地負担が増加する形だ。

 沖縄県の玉城デニー知事は13日「基地負担軽減と逆行する」とのコメントを出した。

 防衛省は情報収集能力の強化が不可欠で、安全保障にとって極めて重要としている。

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