土屋復興相、株式時価5千万円 公表資産の算入対象外

土屋品子復興相

 第2次岸田再改造内閣発足に伴う新閣僚13人の資産公開では、家族分を含め8人が株式を持っていた。保有する上場企業株の時価総額(13日の終値)を試算したところ、土屋品子復興相が5千万円超でトップ。ほかに2人が2千万円前後だった。公開対象に算入されない「本当の資産額」の一部が垣間見える。

 土屋氏は、漬物製造販売企業を傘下に置くピックルスホールディングス4万4千株を持ち、5090万円相当になる。土屋氏の事務所によると、20年以上前から保有しているという。ほかに報告した2銘柄1381株も合わせれば計5374万円で、総資産額は計算上、8291万円から1億3665万円に増える。

 武見敬三厚生労働相はツムラ2250株などを保有し、妻が持つ株と合わせた時価総額は計2698万円に上る。小泉龍司法相は伊藤忠商事1200株、トヨタ自動車1500株など7銘柄4900株で計1989万円相当になる。

 加藤鮎子こども政策担当相は、夫が「無印良品」を展開する良品計画1200株などを保有。日本株だけで計449万円になった。

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