レバノン国境で記者死傷 イスラエルから砲撃か

10日、レバノン国境に配備されたイスラエル軍の戦車(AP=共同)

 【ベイルート共同】中東の衛星テレビ、アルジャジーラは13日、イスラエルと国境を接するレバノン南部で同日、イスラエルからの砲撃を受けて記者1人が死亡、複数人が負傷したと伝えた。ロイター通信は、死亡したのはアルジャジーラの映像記者イサム・アブドラ氏で取材中だったと明らかにした。

 国境付近では、イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの交戦が頻発している。レバノン当局は、アルジャジーラの記者ら5人が負傷したとしている。ロイターによると、アブドラ氏はレバノン南部での取材チームのメンバーだった。

 AP通信は当時、イスラエル軍とヒズボラの間で交戦が起きていたと報じた。

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