13日の富山県内は、高気圧に覆われ、おおむね晴れた。最高気温は富山市中心部と高岡市伏木で21.9度など全10観測地点で例年並みだった。
北アルプスの立山連峰を貫き、富山県と長野県を結ぶ立山黒部アルペンルートでは紅葉が見頃を迎えており、秋晴れの空の下、蛇行する道路沿いでは木々が赤や黄に色づいた。
立山(3015メートル)では8日に初冠雪を観測。ルートを運営する立山黒部貫光(富山市)によると、山頂から麓まで2千メートル近くの標高差があるため、11月上旬ごろまで時期をずらしながら紅葉を楽しむことができる。13日は県内外から行楽客が大勢訪れ、ロープウェイから眼下に広がる眺めなどを楽しんだ。アルペンルート営業は11月30日まで。
富山地方気象台によると、14日の県内は高気圧に覆われるが、上空の気圧の谷や低気圧の影響で曇り時々晴れの見込み。