関東大震災、鉄道が復興に一役 小田原で歴史ひもとく資料展 「いざへの備えのきっかけに」

関東大震災の小田原市内の鉄道被害などを伝える資料展=おだわら市民交流センターUMECO

 関東大震災から100年を迎え、災害から復旧する鉄道に焦点を当てた資料展が、おだわら市民交流センターUMECO(小田原市栄町)で開かれている。幾たびにも大災害に見舞われながらも復興に一役を買った鉄道の歴史に焦点を当て、主催した鉄道愛好家らは「いざへの備えを考えるきっかけになれば」と呼びかけている。19日まで。

 資料展は小田原鉄道歴史研究会が2009年から「鉄道の日」(10月14日)にちなみ開催。今年は関東大震災のほか、19年10月の台風19号で被災した箱根登山鉄道の被害や復旧の様子を写真とパネルで紹介している。

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