ユベントスがファジョーリの違法賭博問題で声明…クラブの隠ぺい疑惑を否定

ギャンブル依存症の可能性も伝えられるファジョーリ[写真:Getty Images]

ユベントスは、イタリア代表MFニコロ・ファジョーリ(22)の違法賭博行為の疑いに関する一連の報道を受け、公式声明を発表した。

ファジョーリは先日、その他の匿名の容疑者と共に、違法なオンライン・ベッティング・プラットフォームのユーザーをターゲットにした犯罪捜査に関与していると報じられた。

その後にトリノ検察のエンリカ・ガベッタ首席検察官は、「捜査のニュースを確認する」と報道が事実であることを声明で認めていた。

そのファジョーリに関連して、元パパラッチでイタリアのゴシップコラムニストであるファブリツィオ・コロナ氏は、アストン・ビラMFニコロ・ザニオーロ、ニューカッスルMFサンドロ・トナーリの関与と共に、ユベントスが8月1日の時点でファジョーリに違法賭博行為に関与した可能性を知りながらも、イタリアサッカー連盟(FIGC)へ即座に報告を行わず、隠ぺいを画策したとの第二報を報じていた。

同氏の主張ではユベントスはファジョーリが問題を抱えていることを把握していたものの、負傷を装ってそれを隠蔽。アメリカでのプレシーズンツアー中は自宅に残し、リハビリテーションを与えていたとのことだ。

これを受け、クラブは13日に声明を発表し、その隠ぺいの可能性を否定した。

「複数のメディアが報じた内容について、ユベントスは、ニコロ・ファジョーリが賭博に関与した可能性があるというニュースを受け取るとすぐに、FIGC連邦検察局に連絡したことをお伝えします」

なお、前述のコロナ氏はファジョーリに関してギャンブル依存症の疑いがあり、ローマで賭博場を運営している有名な歌手兼DJに7万ユーロ(約1100万円)の借金があると主張。同選手が以前から素行面で問題を抱えていたことを示唆している。

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