フットサル女子 カティオーラALTYが九州リーグ優勝、全国選抜での勝利を目指す 【大分県】

九州女子フットサルリーグで首位に立つカティオーラALTYが、優勝に向けて前進した。8日に豊後大野市大原総合体育館で行われた5節Fuerza宗像戦で8-1と圧勝したが、野村哲也監督は「九州のレベルで満足するようなチームではない。向上心を持って、常に上のレベルで戦えるチームを目指したい」と満足した様子はない。

高校生から社会人まで幅広い年齢層で構成されるチームは、11月に北九州市で開催される「第15回全国女子選抜フットサル大会(全国選抜)」に出場する県選抜の主軸となる。公式戦の少ない女子フットサルにおいて、リーグ戦は貴重な実戦の場だ。この日の試合では、全国選抜を想定して攻守の切り替えとコンビネーションの精度向上を意識した。

高いレベルを目指すカティオーラALTY

キャプテンの安藤佳乃がパスライン(パスの通り道)でボールを受け、起点となる。最年長でリーグ得点王の清塚真理が空いたスペースを狙い、シュートを放つ。序盤に得点し、その後も追加点を奪い、理想的な展開で勝利した。安藤は「チャンスは多く、もっと決め切るところで得点できなければいけない。無失点で終われる試合だったのに、1失点したことは課題」と反省点ばかり口にしたのは、全国選抜で戦う格上との試合を想定しているからだ。

全国選抜では東京都、兵庫県と優勝候補のチームと予選リーグで戦う。相手にボールを持たれる時間が多くなるため、少ないチャンスを決め切るかが予選突破のポイントになる。「学生や社会人とそれぞれの立場があるが、何かを犠牲にしてでも得るものがある。それが全国選抜」(野村監督)とクラブチーム最高峰の大会に向けて気合が入る。

全国選抜では守備の安定が求められる

(柚野真也)

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