田中碧、日本代表で2ゴール!「ありえない!?フォルトゥナの失敗作が代表で輝く…この選手は一体誰だ」とドイツ紙仰天

13日に行われたカナダとの国際親善試合に4-1で勝利した日本代表。

田中碧は2ゴールの活躍で勝利の立役者になっている。

前半2分に先制ゴールを叩き出すと後半4分にはチーム4点目となるゴールを突き刺した。

先月のドイツ戦でもゴールを決めた田中だが、この夏に熱望していたドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフからの移籍は実現せず。

そのため、ドイツでは「無気力プレー」とクラブでのパフォーマンスを批判されていたが、『Bild』では、この日の活躍を受けてこう伝えていた。

こんなのありえない…!?フォルトゥナの失敗作である田中が日本代表で輝く。

この選手は一体誰なんだ。彼が最終的にフォルトゥナ・デュッセルドルフでプレーするのはいつになるのか。

田中碧はドイツ2部ではひどいプレーを続けているが、日本代表ではずっといいところを見せてきた。

金曜、このMFはその実力をあらてめて見せつけた。なぜデュッセルドルフではこんな彼が全く見られないのか、ますます疑問だ。

カナダ戦で2ゴールを決めた彼は日本で最高の選手だった。これで代表戦では22試合で6ゴール、フォルトゥナでは64試合で2ゴールだけなのに。

最近、ダニエル・ティウヌ監督は、田中にはクラブと代表でのパフォーマンスに大きなアンバランスがあることを語っていた。

問題点は、高貴なテクニシャンが2部リーグでのプレースタイルとまったく合っていないこと。

ティウヌ監督は「今の彼にとっては簡単なことではない。まだ若い選手なのかもしれない。この2部リーグを完全に理解するには、まだ少し何かが足りないと彼自身もはっきり言っていた」と述べている。

もうひとつの問題は、田中が2部リーグをもはや理解したがっていないこと。実際、彼は退団したがっていた。

昨季後、彼は1部リーグへの移籍を志願。長い間、多くの専門家は、田中が1部リーグでそのポテンシャルを開花させると考えてきた。だから、彼は移籍を希望していたのだが、デュセルドルフでのパフォーマンスは移籍先候補のクラブを尻込みさせてしまったようだ。

シュトゥットガルトはオファーを提示したが、フォルトゥナの希望金額よりははるかに低いものだったほか、22歳の代役MFを獲得してしまった。

唯一の緊急解決策は、メールで興味を伝えてきたリーズだった。

彼らは370万ユーロ(5.8億円)を支払う意思があったが、田中がプランC~Eでしかない事実を隠していた(優先順位が低い)。

第1ターゲットの移籍に失敗したリーズだが、別の選手を獲得したことで、フォルトゥナに連絡してくることは二度となかった。

ティウヌ監督は田中が日本代表でもう一度自身を取り戻すことを願っていた。それがカナダ戦で起きた。それは3年目になるフォルトゥナで彼が度々やってきたことだ。

クラブと代表ではまるで別人だと見られているようだ。

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もうすぐ冬の移籍市場がオープンになるが、田中の去就はあらためて注目されそうだ。

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