品質良好、庄内柿たわわ 秋の味覚、収穫始まる

本格的に収穫が始まった庄内柿=鶴岡市黒川

 庄内地方の秋の味覚「庄内柿」の収穫が始まった。今季は夏場の高温少雨による日焼けなどで、出荷量は前年より1割ほど少ない見込みだが、順調に色づいている。

 庄内柿振興協議会の遠藤幸男会長(73)=鶴岡市黒川=は今月7日からわせ品種「刀根早生(とねわせ)」の収穫に取り組み始めた。品質は良好で、平年通りの出荷量を見込む。実の大きさも平年並みで、遠藤さんは「色のいい実がたくさん収穫できてよかった。ぜひ手に取って食べてほしい」と話した。

 JA全農山形によると、今季の庄内柿は、約2300トンの出荷を見込んでおり、今月末から11月にかけて収穫のピークを迎えるという。

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