示談金などの名目で現金約860万円をだまし取られたとして、新潟市秋葉区の70代女性が10月13日までに新潟県警秋葉署に被害を届け出た。秋葉署は特殊詐欺事件とみて調べている。
秋葉署によると、9月12日、女性の携帯電話に電話会社を名乗るショートメールが届いた。女性が記載された電話番号に連絡すると、男から「あなたのスマートフォンがウイルスを拡散し、多くの損害を与えた」などと言われた。その後、警視庁などを名乗る男から電話があり、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」による被害が発生し、訴えられて示談金を請求されているなどと告げられた。女性は犯人側の指示に従い10月7日までに約60回計約860万円を振り込んだ。
女性が家族に相談して詐欺と気づき、10月12日に秋葉署に届け出た。
