消防団に関心を 団員が大学生に講義

地域の防災を担う消防団に関心を持ってもらおうと宇都宮市の大学で10月13日、消防団員による講義が行われました。

13日、宇都宮大学で消防団による防災の講義が行われました。この講義は栃木県と宇都宮市消防局、それに宇都宮大学が共同で開いたもので地域の防災について学ぶ学生などおよそ100人が参加しました。

学生たちはまず、消防団員に手順を教わりながら消防車からの放水を体験しました。

自分たちの住む地域を災害から守る消防団は全国的に団員の減少と高齢化が課題となっています。この授業は、近い将来、社会に出る大学生に消防団を身近に感じてもらうことで若い世代の団員を確保するねらいがあり、栃木県内の大学で行うのはこれが初めてです。

放水体験のあとは、現役の消防団から普段の活動についての講義があり、実際に消防団に所属している宇都宮大学の学生も登壇しました。学生たちは、身近な団員の話に熱心に耳を傾けていました。

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