キトラ壁画「玄武」の公開始まる 発見から40年、奈良県明日香村

「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で一般公開される「玄武」(文化庁提供)

 奈良県明日香村の国宝・キトラ古墳壁画(7世紀末~8世紀初め)のうち、今年で発見から40年になる「玄武」の一般公開が14日、同村の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で始まった。11月12日まで。事前予約制だが、文化庁によると、定員に空きがある日があり、2次募集をしている。

 キトラ古墳は石室天井に天文図、東西南北を囲む壁に四神が描かれている。北壁の「玄武」は亀に蛇が絡みつく姿をした神獣で、1983年11月に見つかった。

 この日は午前9時半ごろから見学者が訪れ、ガラス越しで壁画に見入っていた。

 2次募集は文化庁の事務局のHPで受け付けている。連絡先は電話06(6281)3060。

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