マックス・シャーザー（レンジャーズ）は「守備練習をするのは年に２回だけ。スプリング・トレーニングとプレーオフ開始前だ」と言う。日本時間10月14日、リーグ優勝決定シリーズ開幕を２日後に控え、シャーザーは本拠地グローブライフ・フィールドで守備練習に取り組んだ。これはシャーザーがリーグ優勝決定シリーズでロースター入りすることを示唆していると言っていいだろう。シャーザーは「回復したよ。すべての項目をクリアした。準備はできている」と完全復活を宣言した。
トレード・デッドラインでメッツからレンジャーズへ移籍し、新天地の先発ローテーションを牽引していたシャーザーだが、９月中旬に右の大円筋を痛めて故障者リスト入り。故障再発のリスクを回避するため、地区シリーズでのロースター入りは見送られた。しかし、日本時間10月12日に実戦形式の打撃練習で約65球を投じ、同14日にはブルペンでの投球練習も実施。あとはブルース・ボウチー監督の決断次第ということになるが、シャーザーがリーグ優勝決定シリーズのロースターに名を連ねるのは間違いなさそうだ。
マイク・マダックス投手コーチは「我々は（シャーザーの現状に）勇気づけられているよ。68球を投げたと思うけれど、球威もあったし、１球目から最後までいいボールを投げていた」とコメント。「微調整は必要かもしれないが、全体的に見れば状態はとてもいい」と語っており、マダックス投手コーチの発言から考えても、シャーザーがリーグ優勝決定シリーズのロースターに入る可能性は高そうだ。
レンジャーズはすでに第１戦にジョーダン・モンゴメリーが先発することを発表しており、第２戦はネイサン・イオバルディの先発が有力。順調にいけば、シャーザーは先発３番手として、第３戦で本拠地グローブライフ・フィールドのマウンドに立つことになりそうだ。シャーザーは「アストロズができることを私はリスペクトしている。彼らは間違いなく素晴らしいチームだ。最高のピッチングをしないといけない」と語り、まだ正式決定ではないものの、復帰登板への意気込みを口にした。
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