ザ・リバティーンズ、9年ぶりの新作アルバムを2024年3月に発売。リード曲を先行公開

The Libertines – Photo: Ed Cooke (Courtesy of Tony Linkin PR)

ザ・リバティーンズ(The Libertines)が9年ぶりのニュー・アルバム『All Quiet On The Eastern Esplanade』の詳細を発表し、そのリードトラックとなる「Run, Run, Run」を公開した。

ニュー・アルバムは2015年の『Anthems For Doomed Youth』に続くもので、バンドにとって通算4枚目のスタジオ・アルバムとなる。2024年3月8日に英EMIレコードからリリースされる。

新作『All Quiet On The Eastern Esplanade』は、イングランドのケント州マーゲイトにあるザ・リバティーンズのアルビオン・ルームズでレコーディングされ、グラミー賞にノミネートされたプロデューサー、ディミトリ・ティコヴォイ(ザ・ホラーズ、シャーリXCX、ベッキー・ヒル)がプロデュースを手がけた。

<YouTube: The Libertines - Run Run Run>

バンドのヴォーカル/ギターのカール・バラーは次のようにコメントを寄せている。

「1stアルバムは、パニックとスタジオに入ることが許されたということへの不信感から生まれ、2ndアルバムは、葛藤と悲惨さから生まれ、3rdアルバムは、複雑さから生まれた。今回の新作は、俺たち全員が実際に同じ場所にいて、同じスピードで、本当につながったように感じる作品なんだ」

アルバム発表にあわせて公開となったファースト・シングル「Run, Run Run」は次のように歌われている。

Run, run, run, boy/Faster than the past
Through the looking glass/If you want the night to last
走るんだ少年/過去よりも速く
鏡を通して/夜が続くことを望むなら

フロントマンはこの曲について次のように説明している。

「これはチャールズ・ブコウスキーの小説『ポスト・オフィス』に出てくる男のように窮地に追い込まれ、悲惨な人生から逃れようとすることさ。ザ・リバティーンズにとって最悪なのは、“Run Run Run”のマンネリにはまり、常に過去を追体験しようとすることだろうね」

ザ・リバティーンズは、12月にマーゲイトでアコースティックとエレクトリックのスペシャル・ライヴを2回開催する。ライヴは12月9日と10日に500人収容のリドで行われ、新sなくアルバムを予約した人にはチケット購入のチャンスが与えられる。アルビオン・ルームズとジャスティーンズ・ナイトクラブのVIPアフター・パーティー・チケットも販売される。

Written By Rhian Daly

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ザ・リバティーンズ『All Quiet On The Eastern Esplanade』
2024年3月8日発売

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