【15日(日)の天気】関東は警報級大雨のおそれ 関東や東北は冷たい雨で体調管理も注意

 15日(日)にかけて東日本や北日本に雨の範囲が広がる見通し。特に昼前後は、関東で雨足が強まり警報級の大雨となるおそれがある。
 また、関東や東北では一日の気温変化は横ばいで、冷たい雨になりそう。仙台の最高気温は16℃と11月並みの肌寒さとなるため、昼間も暖かくして過ごした方がいいだろう。

関東は大雨のおそれ 土砂災害など十分注意

 日本付近に低気圧が近づく影響で、14日(土)夜は四国から東海で激しい雷雨となるおそれがある。雨の範囲は15日(日)にかけて広がり、15日(日)朝は東海から東北南部で本降りとなる見通し。
 昼ごろは関東で雨足が強まり、神奈川県、千葉県や茨城県を中心に警報級の大雨となるおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水や川の増水などに十分な注意が必要だ。

 午後になると東海では雨がやみ、関東の雨も夕方にはやむ見込み。一方、東北は夜にかけても雨が降りやすく、北海道でも夜は雨具の出番となりそうだ。
 西日本では晴れ間の戻る所が多いものの、山陰は寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となる見通し。晴れ間があっても、急な強い雨、落雷、竜巻などの激しい突風やひょうなどに注意が必要だ。

仙台の最高気温16℃ 11月並み肌寒さ予想

 15日(土)朝の最低気温は、前日と同じくらい冷える所が多くなりそう。西日本や東日本は15℃前後で、朝は秋用のコートが必要なくらいヒンヤリする予想。
 昼間の最高気温は、晴れ間の出る西日本や東海では25℃以上の夏日になる所もある見込み。朝と日中の気温差が大きくなりそうだ。

 一方で、関東や東北では朝からほとんど気温が上がらず、冷たい雨になる見通し。仙台は16℃と11月並みの肌寒さになる予想。東京都心は20℃だが、昼間はここまで上がらない可能性がある。北風も強めに吹くため、体感温度はさらに低くなりそうだ。昼間も暖かくして過ごした方がいいだろう。

週明け16日(月)夜~17日(火) 北海道峠道で積雪か

 週明け16日(月)から17日(火)にかけての日本付近は、西高東低の気圧配置となる見通し。北海道の上空1500メートル付近には-3℃前後と11月上旬並みの強い寒気が流れ込みそう。そのため16日(月)夜から17日(火)にかけて、北海道の標高の高い峠道や山間部では雪が降り、雪が積もるおそれがある。車の運転は積雪や路面の凍結などに注意したい。

 また、寒気の影響で北陸や東北日本海側は雨が降ったりやんだりとなりそう。西日本や東日本から東北の太平洋側ではカラッとした青空が広がり、16日(月)の東京都心の最高気温は25℃と今年137日目の夏日になる予想だ。前日との気温差が大きくなるため、体調を崩さないよう気を付けて過ごしたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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