大津「このポールは大きな意味がある」福住「何が正解で何がダメなのかを考えた」【第7戦GT500予選会見】

 大分県のオートポリスで開催されている2023スーパーGT第7戦『AUTOPOLIS GT 450km RACE』。10月14日の午後に行われたGT500クラス公式予選を終え、ポールポジションを獲得した16号車ARTA MUGEN NSX-GTの福住仁嶺と大津弘樹が予選を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。

●大津弘樹 Q1担当/ベストタイム:1分32秒320

「まずはポールポジションが取れて嬉しいです」

「公式練習からクルマの調子は良かったです。Q1は持ち込んだタイヤの関係上、(公式練習とは)違うタイヤを履いてアタックしました」

「もう少し楽にアタックをしてバトンを渡したかったなという想いはあったのですが、そこからはタイヤやセットをアジャストして福住選手がとてつもない速さを見せてくれたので、素晴らしいドライバーだなと(笑)」

「(今季)2回目のポールですし、明日の決勝でしっかりとポイントを稼いで、最終戦に少しでも有利な立場で臨めるようにするためにも、このポールポジションには、大きな意味があると思います」

「第5戦の鈴鹿は優勝出来ましたが、それ以外のレースでは何かしらのミスが続いています。なので明日の決勝は、まずは自分たちのレースをしたいです。そうすれば、結果も付いてくるのではないかなと思います」

会見に出席した大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT)

●福住仁嶺 Q2担当/ベストタイム:1分31秒131

「フリー走行の走り始めは、雨が降ったあとでかなり難しいコンディションでした」

「そのなかでもいろいろなことを(試して)比較していくなかで、何が正解で何がダメなのかを考えていきました」

「公式練習の後半では大津選手の良いフィードバックもあって、いいクルマに仕上げられたなと思います」

「Q1を担当した大津選手は、(赤旗の影響で)1度もニュータイヤでアタックできなかったなかでもちゃんとタイムを出してくれたおかげで僕にチャンスが来ました」

「選択したタイヤの状況も悪くないということもあり、チームの皆さんのおかげで大きなタイム差を作ることもできたので、良い予選になったなと思います」

「今年の僕たちは、まともにレースができたのは第5戦の鈴鹿くらいで、そこからは徐々にチーム力を上げられていると思います」

「ただ、今回のレースで優勝するかしないかでタイトル争いの状況が変わってしまうと思うので、すこしでも最終戦を楽に戦えるよう、ミスなくポイントを取りたいです」

会見に出席した福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)
2023スーパーGT第7戦オートポリス 福住仁嶺/大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT)

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