ペリー来航に思いはせ…海岸沿い歩き風景満喫 横須賀で三浦半島最大規模のウオークイベント

海を望む大津地区高潮対策護岸遊歩道を歩く「第9回Yokosuka海道ウォーク」の参加者=14日、横須賀市

 海岸沿いの道を楽しみながら歩く三浦半島最大規模のウオークイベント「第9回Yokosuka海道ウォーク」が14日、神奈川県横須賀市内で行われた。好天に恵まれて約1400人が参加し、海風を感じながら豊かな風景を満喫した。

 海道ウォークは、三浦半島の活性化を目的に県や横須賀市、京浜急行電鉄、かながわ信用金庫、湘南信用金庫、神奈川新聞社などでつくる実行委員会が2013年に始めた。

 今回は「黒船から現代へ浦賀水道を望みながら」をテーマにスタンダード(約16キロ)とファミリー(約5キロ)の2コースを設定した。

 スタンダードコースは、黒船艦隊を率いたペリー来航から170周年の節目を迎えた浦賀地区からスタート。参加者は東京湾の玄関口となる浦賀水道を一望できる観音崎ボードウォーク、馬堀海岸遊歩道から世界各国の船が休む間もなく通り過ぎる景色を堪能した。海辺つり公園、うみかぜ公園付近からは近くの猿島を望みながら進み、三笠公園にゴールした。

 参加者は途中で立ち止まって写真を撮ったり、弁当を食べたりと秋の一日を満喫していた。

 横浜市青葉区から家族で参加した今川祐樹さん(40)は「海沿いを気持ちよく歩けるコースだった。また来てみたい」と話していた。 

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