愛猫とラブラブになれるのはこんな人!猫と「相性のいい飼い主」の5つの特徴とは

猫と相性のいい飼い主の5つの特徴

野生のころから変わらない強い生存本能を引き継いでいる猫は、警戒心が強く、安心できる環境をとても大切にします。

そのため飼われている猫も、大きな音や飼い主の突発的な行動、食事の内容やトイレ掃除のリズムが不安定な生活は得意ではありません。毎日変わらない生活は、人間にとっては退屈に感じても、猫には安心感を与えるのです。

これらを踏まえると、猫と相性のいい飼い主の特徴は以下のようになります。

  • 1.動作がゆっくりな人
  • 2.おだやかで静かに話をする人
  • 3.食べ物などの好みを理解してくれる人
  • 4.毎日同じスケジュールで世話してくれる人
  • 5.猫独自の行動に対しても寛容でいられる人

これらは猫と相性のいい人の特徴ではありますが、猫を飼うにあたっては相性がすべてではありません。猫は自分たちのルールで行動しているため、ときに困った行動をすることもありますが、飼い主は猫のルールを理解して、困らないような対策をしながら共存できるようにするとよいでしょう。

愛猫が安心して一緒にいられる人こそ、相性のいい飼い主の一番の特徴だからです。

猫の好みはどうやって決まるの?

テリトリー意識が強い猫の好みは、安全性と快適さを基準にして決まります。

人に飼われている猫は、いっしょに暮らす飼い主のことをよく観察しています。

野生下では、大きな音やほかの動物が大きな声で鳴くのは異常事態のとき。また、猫同士のコミュニケーションも本来は無音であり、鳴き声をあげるのは母子間と繁殖期のオス猫くらいです。

そのため、現代に生きる猫たちも、大きな物音や大声を出す人に危険を感じるため、動作や話し声がおだやかな人を好むのです。

猫に何の関心も示さない人が懐かれて意外に感じることもありますが、それは、無関心な人は猫にとって無害な存在(=安心)と認識されるからなのです。

また、猫には気分的な境界線があり、望まないタイミングで触られたり、強く触られることを嫌います。眠いときにおもちゃを出されても、楽しい気持ちは半減しますよね。

飼い主としては爪切りなどのケアは、ときに積極的に行う必要もありますが、基本的なコミュニケーションは猫の方から近づいてきたタイミングでするのが望ましいでしょう。

愛猫ともっと仲良くなるために

猫の好みを決める理由がわかったら、猫ともっと仲良くなる方法も知りたいですよね。

それなら、猫の「狩猟本能」や「快適さを求める気持ち」を満足させてあげることです。

狩猟本能を満たすなら、食事の前に遊んであげると効果的です。

飼い猫は、日中に休んでため込んだエネルギーを発散する機会がありません。食事の前におもちゃのねこじゃらしなどを使って「狙う」「走る」「捕まえる」遊びをしてあげましょう。

トンネルや猫が隠れられる箱を使えば、さらに楽しい時間になるでしょう。10〜20分遊べば十分です。最後は、必ず猫がおもちゃを捕まえた状態で終わりにして、猫が落ち着いたら食事を与えましょう。

ポイントは「終わるときは、猫がおもちゃを捕まえてからにすること」と「そのあとの食事」です。この一連の遊びは、猫との信頼関係を深めるのにとても有効な行動です。

また、ブラッシングやマッサージが好きな猫は、毎日決まった時間にやってあげることが快適さの提供につながります。このときの時間とは、時計が示す時間ではなく、猫が決まった行動をしたときのこと。

たとえば、寝る前やリラックスタイムにソファなど特定の場所にきたときといった具合です。猫は同じルーチンが続くほど安心と快適を実感できるので、ますます絆が深まること間違いなしでしょう。

まとめ

今回は猫と相性のいい飼い主の特徴と、猫ともっと仲良くなるための方法を紹介してきました。

猫は警戒心の強い動物なので、なによりも安心できる環境を望んでいます。動作や話し声の大きさ、食べ物を急に変えないなどはちょっとした注意で対応ができますが、猫が望まない行動を繰り返したときに、ついつい強く叱ってしまうこともあるかもしれません。猫の心に傷がつくほど叱らないようにコントロールすることが大切です。

そして、愛猫ともっと仲良くなるためには、遊びを通して信頼関係を築くと効果的です。食事の前におもちゃで遊んで狩猟本能を満たしてあげましょう。落ち着いた性格の猫やシニア猫などは、ブラッシングやマッサージのルーチンも効果的です。

いまよりももっと仲良くなれることでしょう。今日からさっそく試してみてください。

© 株式会社ピーネストジャパン