【足利】県や市の指定文化財がある市内7神社を会場とした「第1回足利の文化財特別公開」が14日、始まった。通常は非公開となっている本殿などを見学できる。15日まで。
公開事業は2006年から「一斉公開」と題し、毎年11月下旬に行ってきた。新型コロナウイルスの影響により20年から休止していたが、4年ぶりに名称を改め復活した。
会場は下野国一社八幡宮(はちまんぐう)(八幡町)、春日神社(小俣町)、樺崎八幡宮(樺崎町)、赤城神社(上渋垂(しぶたれ)町)、星宮神社(梁田町)、日光鹿島神社(大久保町)、三柱神社(駒場町)の7カ所。
中でも樺崎八幡宮は今夏、35年ぶりに修理工事が行われたばかり。東日本鉄道文化財団の地方文化事業支援の対象として、腐った木材の柱や床の一部交換、雨落ち溝の設置などが行われた。
横浜市保土ケ谷区、無職依藤健(よりふじたけし)さん(65)は「素晴らしい本殿。後世に残そうと的確な修理がなされていて感心した」と話していた。
午前9時半~午後4時。場所によっては公開休止の時間がある。(問)市郷土資料展示室0284.42.7616。