【府中牝馬S】デムーロ「距離はもちそう」ディヴィーナが重賞初制覇

10月14日、東京競馬場で行われたG2・府中牝馬ステークスは、1番人気のディヴィーナがハナ差の接戦を制して嬉しい重賞初制覇を飾った。このレースの1着馬にはエリザベス女王杯(11月12日・京都・G1・芝2200m)への優先出走権が与えられる。

府中牝馬S、勝利ジョッキーコメント
1着 ディヴィーナ
M.デムーロ騎手
「先週の追い切りでイレ込んでいて、やっぱりちょっと気が難しいですね。今日はかかったけど、先頭に立った時はすごく良かったです。(直線は)ちょっと長かったけど、バテないですね。いつも2着には来ていますが、最近はいつも最後で捕まっていて残念だなと思っていましたが、今日はとても嬉しいです。いつも乗せてくれていて本当に感謝しています。先生とも話していて距離はもちそうかなと思いました。エリザベス女王杯にいく予定だと思いますけど、それはオーナーと調教師の先生が決めることですね」

レース結果、詳細は下記のとおり。

14日、東京競馬場で行われた11R・府中牝馬ステークス(G2・3歳上オープン・牝・芝1800m)は、M.デムーロ騎乗の1番人気、ディヴィーナ(牝5・栗東・友道康夫)が勝利した。ハナ差の2着に4番人気のルージュエヴァイユ(牝4・美浦・黒岩陽一)、3着に10番人気のライラック(牝4・美浦・相沢郁)が入った。勝ちタイムは1:46.1(良)。

2番人気でC.ルメール騎乗、プレサージュリフト(牝4・美浦・木村哲也)は5着、3番人気で吉田豊騎乗、シンリョクカ(牝3・美浦・竹内正洋)は10着敗退。

後続を離した逃げの手

M.デムーロ騎乗の1番人気、ディヴィーナが嬉しい重賞初制覇を飾った。レース前半はやや行きたがるようなところを見せて、我慢せずに一気に先頭へ。後続を離したまさかの逃げの手を打ち、勝負どころでは5馬身ほどのリードを保って直線を迎えた。そこからは粘りに粘って坂を駆け上がり、ゴール前では後続の強襲に遭ったが、ハナ差残して見事な逃げ切りを演じた。

ディヴィーナ 17戦5勝
(牝5・栗東・友道康夫)
父:モーリス
母:ヴィルシーナ
母父:ディープインパクト
馬主:佐佐木主浩
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ディヴィーナ M.デムーロ
2着 ルージュエヴァイユ 横山武史
3着 ライラック 戸崎圭太
4着 フィアスプライド 北村宏司
5着 プレサージュリフト C.ルメール
6着 アンドヴァラナウト 鮫島克駿
7着 ルージュスティリア 川田将雅
8着 コスタボニータ 松山弘平
9着 イズジョーノキセキ 岩田康誠
10着 シンリョクカ 吉田豊
11着 エリカヴィータ 三浦皇成
12着 ファユエン 横山和生
競走中止 ストーリア 菅原明良

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