ケガと向き合い続けるバイリー、新天地4試合目で背中と脚を同時負傷

[写真:Getty Images]

ケガと向き合い続けるコートジボワール代表DFエリック・バイリー。新天地ベシクタシュでもさっそく負傷してしまった。

マンチェスター・ユナイテッド時代に大小問わずケガを繰り返したバイリー。間違いなく能力は高いセンターバックだが、ケガを繰り返していては万全の状態でプレーすることができるはずもなく、周囲との連携を深めることもままならない。

2016-17シーズンのユナイテッド加入から2021-22シーズンまでの6年間で公式戦通算113試合。1シーズンあたり20試合も出場していない計算となる男は、昨シーズンのマルセイユへのレンタル移籍を経て、今夏とうとうオールド・トラッフォードを去ることとなった。

新天地ベシクタシュとは2年間の延長オプションが付帯した1年契約を締結。加入後すぐにヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のクラブ・ブルージュ戦で先発デビューを果たすと、スュペル・リグ(トルコ1部)2試合を含めここまで公式戦4試合でいずれもスタメンとして出場機会を得ている。

しかし、バイリーは8日に行われた公式戦4試合目、スュペル・リグ第8節のイスタンブールスポル戦で30分に途中交代を余儀なくされた。

ベシクタシュは14日、「バイリーは前回の試合で肩周辺の筋肉にけいれんを示していた。病院でのMRI検査により、背中と右脚ハムストリングに伸張および浮腫が確認された。今後はメディカル部門のもとで治療にあたる」と発表した。

今回のインターナショナル・マッチウィーク明けに、敵地での宿敵・ガラタサライとのダービーマッチを控えるベシクタシュだが、トルコ『ファナティック』によると、バイリーの出場は難しい模様。バイリー自身は「痛めたのは首だけ」とSNSに記していたが、想定より重かったようだ。

ケガと向き合い続けるバイリー。まだまだ29歳と老け込む年齢ではないが、稼働率という点ではこの先も期待できないかもしれない。

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