キノコが人間を病気から救う可能性!? 未発見の菌類は200万種 治療に役立つはず 英専門家が期待

キノコには、人間の病気を根絶するカギがあるという。人間は地球外生命体を見つける努力と同じだけ、新たな菌類の発見に時間を費やすべきだと考える専門家も現れている。

地球上には発見されていない200万種類の菌類が存在すると言われ、様々な可能性を秘めているという。現在、専門家らは毎年5万種類の特定を目指しており、人間が罹る病気の治療に役立つものがあるはずと期待を寄せている。

ロンドンの王立植物園キューガーデンの研究責任者、アレクサンドル・アントネッリ教授はこう話す。「菌類は、私たちの生命、植生を維持するものです。全ての種類の動物にとって必要不可欠なのです」「現在我々はDNA分析を行い、新境地を開拓しようとしています。宇宙の探索と非常に似ていますね」

また、キューガーデンで研究に従事するエスター・ガヤ氏はこう続けた。「人間の病気の多くが、菌類、もしくは真菌環境のバランスの崩れによって引き起こされることがわかっています」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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