天皇、皇后両陛下は15日、石川県を訪問され、いしかわ百万石文化祭2023（第38回国民文化祭および第23回全国障害者芸術・文化祭）の開会式に出席する。1泊2日の滞在期間中、百万石文化祭に参加する県民と交流する。両陛下の石川訪問は2019年5月の即位後初めてで、そろって県入りするのは1998年8月の「第10回全国農業青年交換大会」以来25年ぶりとなる。
皇后さまの体調に支障がある場合は天皇陛下単独での訪問となる。天皇陛下が石川を訪れるのは、皇太子時代の2018年8月に珠洲市で開かれた「第17回日本スカウトジャンボリー」以来5年ぶり。
両陛下は15日午前、小松空港に到着する。午後に金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで行われる百万石文化祭の開会式に臨む。宿泊先である同市のANAクラウンプラザホテル金沢で馳浩知事から県勢概要の説明を受ける。
16日は午前に同市の県立音楽堂で「きらめく個性！ 全国障害者作品展」を視察する。午後は同市の県立図書館で「石川ゆかりの文学朗読劇」に出演する県内高校生の稽古を見学後、小松空港から帰京する。
国民文化祭は、国民体育大会、全国植樹祭、全国豊かな海づくり大会と合わせて「四大行幸啓（ぎょうこうけい）」と呼ばれる。
