東海道新幹線「1.5席分」の新シート 3人掛け座席の真ん中にパーテーション「ひかり」や「こだま」も10月20日から 静岡駅からも利用可能

JR東海は、10月20日から東海道新幹線の「7号車」にある3人掛けシートの真ん中の席にパーテーションを設置して、1人で「1.5席分」のスペースを広々と使うことができる新たな座席を導入します。

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新幹線の車内で仕事をする乗客に向けて販売される座席で、パソコンが操作しやすいようにテーブルが手前に傾くよう改良されています。もちろん、コンセントも完備。

静岡県内に停車する「ひかり」や「こだま」にも設置され、指定席の料金プラス1200円。スマートフォンやパソコンでチケットを購入するEXサービスで利用が可能です。

さらに、最新型の車両N700Sには個室のビジネスブースが本格的に導入されます。7号車と8号車の間にあった喫煙ルームを改造し、テーブルと椅子、コンセントを設置。

スマートフォンの急速充電が可能なUSBポートも新たに追加されます。スマートフォンの専用サイトで予約できて料金は10分200円から。個室なので、ほかの乗客に気兼ねなく、電話やオンライン会議が可能です。

まるでディスコのような空間。こちらも新幹線の車内です。JR東海は、貸切できる新幹線の車両も販売していて、レッドカーペットを敷くこともできるなどパーティーなどで活用できます。料金は「ご相談を」ということです。

ここからは全国の新幹線のさまざまな座席を紹介します。

まずは、東京と函館を結ぶ路線。東北・北海道新幹線の車両には“新幹線のファーストクラス”とも呼ばれる特別席があります。

洗練されたプレイべーと空間で多彩なサービスが受けられるグランクラスです。グランクラスは新潟や金沢に向かう上越・北陸新幹線でも利用できます。

続いては、2022年、開業したばかりの西九州新幹線です。佐賀県の武雄温泉駅と長崎県の長崎駅を結ぶ「かもめ」号は普通車の指定席が片側2列のゆったりとした座席です。

JR九州のオリジナルで博多から鹿児島に向かう「つばめ」号にも同じようなデザインがあります。

最後は、新大阪から西に向かう山陽新幹線、かわいい車両が走っています。

2018年に運行を開始した「ハローキティ新幹線」です。車体はピンク色でキティちゃんのイラストがデザインされています。

車内も、かわいいんです。座席はもちろん、特別な展示スペースも。ハローキティの世界観が楽しめ、遊び心もたっぷりです。新大阪と博多の間をほぼ毎日、1往復走っています。

様々なタイプの座席が増えることで旅がより充実しそうです。

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