ファン、熱い声援送る B1ロボッツ・ホーム開幕戦 茨城・水戸

B1茨城ロボッツの今季ホーム開幕戦で声援を送る観客たち=水戸市緑町のアダストリアみとアリーナ

バスケットボールBリーグ1部(B1)茨城ロボッツのホーム開幕戦が14日、茨城県水戸市緑町のアダストリアみとアリーナで行われ、B1昇格後最多の4902人が選手に熱い声援を送った。試合は好調のFE名古屋に悔しい逆転負けとなったが、ファンからは今後の巻き返しを期待する声が上がった。

会場は、ロボッツのチームカラー「いばらきブルー」で染まり、開幕を待ち望んでいたファンの熱気に包まれた。長年応援する同県石岡市、団体職員、原田賢一さん(53)は「選手が諦めずに戦うところが好き。今季はけがなく戦い抜き、結果を残してほしい」と話した。

同県牛久市、小学4年、井上芹奈さん(9)が「得意のスリーポイントで流れを変えてほしい」と期待を寄せた中村功平選手の活躍もあり、試合前半は最大16点のリード。だが、後半に猛攻を仕掛けてきた相手に逆転を許し、スタンドからはため息が漏れた。

試合後、同県筑西市、会社員、中川立広さん(47)は「これから新加入の選手がチームにフィットしてくる。今後に期待したい」と語った。

今季は昨季に続き、2026年にスタートする新トップカテゴリー「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」の参入チームを決める審査が行われる。参入条件の平均入場者数4000人の達成に向け、同県那珂市、パート、井上清江さん(67)は「Bプレミアにロボッツが参入できるように、できる限り現地で観戦して応援したい」と力強く話した。

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